2020年7月14日18:30
ロジレスは、同社が提供する物流代行システム「LOGILESS」が日立物流と、ECプラットフォームセンター(スマートウエアハウス)における連携を開始したと発表した。
LOGILESSは自動出荷を実現させるためのサービスとなる。利用することで、ネットショップからの注文情報はシステムに自動で取り込まれ、出荷情報として倉庫に共有され、倉庫へ指示を出すことなく商品が利用者のもとへ出荷される。EC事業者の反復業務である、受注業務・出荷業務・在庫管理の自動化が進み、売上拡大のために貴重なリソースをかけられるようになるという。
一方、日立物流は、EC物流に特化した物流センターを埼玉県春日部市で運営している。EC事業の物流業務に必要な「アセット(自動化・省人化設備)」「システム(情報システム)」「スペース(保管・作業スペース)」「マンパワー(管理者・作業者)」という4つの機能を、複数のEC事業者でシェアリングする物流センターだ。ピッキングから検品、梱包、出荷までの物流オペレーションの70%以上を自動化し、繁閑の激しいEC出荷に対応している。また、これらのサービスを従量課金型のシンプルな料金体系でご提供することで個別投資や固定費を抑え、EC事業者様の小規模スタートや拠点の拡大につなげるとしている。
今回の連携の経緯として、EC事業者は、受注処理・在庫管理・出荷作業などの物流業務をアウトソースし、自動出荷することが可能だが、実際の物理的な業務は物流倉庫が行っている。LOGILESSと日立物流 ECプラットフォームセンターとの連携により、業種問わずさまざまなEC事業者にとって、実際の庫内作業も自動化されている物流倉庫が利用できるようになる。
すでに、LOGILESSと日立物流 ECプラットフォームセンターの連携を活用し、自動出荷を開始しているEC事業者もあり、今後も利用者の拡大を進めていく予定だ。