アバターで自宅にいながらショッピングが可能に?(ANAホールディングス)

2019年10月17日8:00

CEATEC 実施協議会(一般社団法人電子情報技術産業協会/一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会/一般社団法人コンピュータソフトウェア協会)は、2019年10月15日~18日までの4日間、千葉県美浜区の幕張メッセにおいて「CEATEC 2019」を開催している。ANAホールディングスは、ANAアバターの本格的展開の発表の場として、2019年10月15日から18日まで開催されている「CEATEC 2019」に初めて出展。アバタープラットフォーム「avatar-in(アバターイン)」、および独自開発のアバターロボット「newme(ニューミー)」を発表した。

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ANAアバターは、VR、ロボティクス、センサー、ハプティクス(触覚)といったテクノロジーを活用し、異なる場所に設置したアバターロボット(遠隔操作ロボット)にアバターインし、自分自身が存在しているかのようにコミュニケーションや作業を行える。自宅にいながら、鑑賞やショッピングを楽しんだり、釣りを楽しむことができるという。

展示では、遠隔で水族館を訪れたり、店舗でショッピング等が可能な点をPRした。高齢者や障がいのある方など、自由に動けない方が、身体的な制約なく外出を楽しんだり、集客に悩みを持つ地方の施設が遠方からの来客を促進したり、アバターは、社会や地域の課題解決に対し、大きな可能性をもっているとした。

ANAはアバターは、サービスを提供するためのプラットフォームを2020年4月、newmeは2020年の夏までに1,000体の普及を予定しているという。流通の世界でもアバターの世界が広がるか、今後の展開に注目が集まる。

なお、「CEATEC2019」は、出展者数:787社/団体、出展小間数:2,122小間(2018年実績:1,786小間、昨年比+18.8%)、海外出展者数:24カ国/地域から250社/団体、スタートアップ/大学研究機関出展者数:170社/団体となっており、出展者数も伸びている。

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New Retail Navi編集部

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