「Rakuten Fashion」が有識者会を設立、ファッション業界から新たなムーブメントに期待の声

2019年10 月30日19:32

楽天は、ファッション領域における新構想「Rakuten Fashion」の実現に向けて有識者会を設立した。有識者会には、GINZA元編集長の中島 敏子氏 (エグゼクティブ ファッション クリエイティブディレクター)、Nume(eは「アキュート・アクセント」)ro TOKYO編集長/ファッション・ディレクターの田中 杏子氏 (アドバイザー)、スタイリスト 熊谷 隆志氏 (アドバイザー)が就任した。

楽天 代表取締役会長兼社長 三木谷浩史氏

 

[auth]

「Rakuten Fashion」は、ファッション関連事業者をデジタル面を中心にワンストップで支援するとともに、ファッション領域において付加価値の高いサービスをユーザーに提供するプラットフォーム構築を目指す新構想となる。楽天のアセットを活用した需要予測、受注管理、決済などのシステムや、物流フルフィルメントサービス、海外販売支援サービスなど、商品の企画・生産から販売までを効率化するデジタルソリューションをファッション関連事業者がワンストップで利用できるようにするという。

今後は、各アパレル企業との意見交換をより積極的に行い、さまざまな声を聞きながら、UI/UXの改善、サービス開発などを含めたプラットフォーム運営に反映していく仕組みの構築を目指す。さらに、楽天ペイや楽天ポイントカードによるリアルへの送客も検討している。

「Rakuten Fashion」への期待として、ファッション業界からは、さまざまな声も寄せられた。ジュンからは、「他社ブランドとクロスコーディネートしたファッション特集企画の実施。1ブランドではできない見せ方・提案を一緒に挑戦してみたい」「東北楽天ゴールデンイーグルスやヴィッセル神戸のグッズやアイテムを参加ブランドがアレンジして販売するなど、ファッションとスポーツの融合を試みたい!」といった声があった。マッシュホールディングスからは、「Fashion Weekスポンサーサイトとして、コレクションブランドがすべて集結して購入できるような、日本のFashion=Rakuten fashionというイメージが定着することを期待します」と寄せられた。ウサギオンラインは、「日本のファッションを共に盛り上げていただきたい。各ブランドの価値観を高めていける存在、場となり、商品価値を下げずに、ブランド価値観を伝えるマーケットの確立を是非お願いしたい」と期待した。

アドバイザーの田中杏子氏は、「クリエイティブでアイデアが詰まった、メディアとしての発信力も期待します。このサイトに行けば東京の新しいものが見つかる、といった唯一無二のサイトに発展してほしい」とコメント。熊谷隆二氏は、「新たなRakuten Fashionに僕自身、期待に胸を膨らませています。微力ながらお役に立てるように努めてまいります」としている。

[/auth]

New Retail Navi編集部

New Retail Navi編集部

流通やコマース動向、テクノロジーやマーケティングの最新動向を紹介しています。

関連記事

最新情報

PAGE TOP