ヤフーとLINEが経営統合、One Teamで中国・北米の巨人に対抗へ

2019年11月18日22:45

Zホールディングス(ZHD)とLINEは、2019年11月18日に開催したそれぞれの取締役会において、両社グループの経営統合について、資本提携に関する基本合意書を締結することを決議した。同日行われた記者説明会について、スライドを中心に紹介する。

Zホールディングス代表取締役社長の川邊健太郎氏とLINE 代表取締役社長 出澤剛氏

Zホールディングス代表取締役社長の川邊健太郎氏がLINEカラーの緑、LINE 代表取締役社長 出澤剛氏がヤフーカラーの赤のネクタイを付けて登場。まず、対等な経営統合であることを説明した。

ラグビーの日本代表になぞらえて「One Team」であることを強調した。

両社の統合の背景として、北米や中国のグローバルテックジャイアントの存在が大きいと説明した。

その理由として、両社を合算しても米国や中国の企業に単独で大きな差を付けられている現実がある。

日本は労働人口減少、生産性、自然災害などの課題があるが、テクノロジーで解決できる社会的な課題がまだまだあると説明した。

両社では「大きな志」として、日本に住む人々に最高のユーザー体験を提供し、社会課題を解決していくとした。

また、日本だけではなく、アジアにも最高のユーザー体験を提供していくとした。

両社では、日本・アジアから世界をリードするAIテックカンパニーを目指す。

そのための1つが、Yahoo!JAPANとLINEの利用者基盤だ。

また、LINEは、タイや台湾をはじめ、グローバルな基盤を有している。

また、さまざまな事業を展開する両社サービスのシナジーを生かしていきたいとしている。

さらに、ソフトバンクグループ、韓国のNAVERグループのシナジーを生かすことも挙げた。

両社の2万人の人材がいる。未来をつくるためにはエンジニアやクリエイターが重要だが、両社合わせると数千人の規模になる。

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AIを基軸に積極的な中長期投資を行い、新たな価値を創り出していきたいとした。

両社では、さらなるプライバシー保護とサイバーセキュリティ強化に力を入れる。

統合会社は日本・アジアから世界をリードするAIテックカンパニーを目指す。

ZHD傘下ににヤフーとLINEで。株主は、一般株主が35%、ソフトバンクとネイバーとのジョイントベンチャーが65%の比率になる。取締役は10名の予定で、ZHDが3名、LINEが3人、社外取締役は4人の予定

経営統合までのスケジュールは、2020年10月を目標に進める

世界を「!(びっくり)」、「WOW(ワオ)」、といったようにワクワクさせるOne Teamを目指す。

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New Retail Navi編集部

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