セブン銀行の次世代ATM、クーポン配信など流通事業者のマーケティングにも活用可能に

2019年10月18日15:08

セブン銀行は、次世代ATMを開発し2019年9月より順次導入、入れ替えを行っている。次世代ATMでは、顔認証による本人確認 、QRコード決済に加え、Bluetoothを利用したお得情報の配信なども可能になる。

新たなセブン銀行ATMは第4世代目となる。利用者が使いやすいよう、個室のようなプライバシー空間を意識しており、2画面一体ディスプレイ、大きな文字とアニメーションで操作がしやすくなるという。同端末はNECの協力を得て開発しており、同社の生体認証「Bio-IDiom」の中核技術であり、世界 No.1 の認証精度を有する顔認証 AIエンジン「NeoFace」を活用し、迅速かつセキュアな本人確認の仕組みを提供するそうだ。

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また、「Plusエリア」を設けている。QRコード、非接触ICカード(TypeA/B,FeliCa)、本人確認書類の読み取り(券面画像、IC読み取り)に対応。さらに、ATMへの金融犯罪行為を自動検知し、コールセンターで24時間365日のモニタリングを実施している。

同端末には、Bluetooth機能を搭載。利用者はATMでの取引時、スマートフォンの Bluetooth 機能がオンの状態であれば、クーポンなどお得な情報やご利用明細票のスマートフォンへの配信も可能だ。今後は、ATM利用者へのクーポン発行、eレシートによるペーパレスの実現も見据えているとした。

たとえば、セブン-イレブンなどではお勧め商品のクーポン発行、近くになる店舗への送客なども可能になるかもしれない。

セブン銀行では、次世代ATMを2020年夏までに都内、24年度までに全国での置き換えを予定しているそうだ。

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New Retail Navi編集部

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