店舗内カメラの画像解析ソリューションを18カ国に展開するチリ法人Jach社の完全子会社化(データセクション)

2019年11月20日12:00

データセクションは、店舗内カメラの画像解析ソリューションを18カ国に提供するチリ法人、Jach Technology SpA(以下、Jach)の普通株式全てを2019年11月14日付で取得し完全子会社を決議したと発表した。これにより、データセクションは世界18カ国に拠点を持つことになる。

FollowUPの概要(データセクション)

Jachはチリのサンティアゴに本社を置き、店舗内カメラの画像解析ソリューション「FollowUP(フォローアップ)」を中南米、南アジアなどを中心に世界18カ国に展開している。同社はアメリカ、中国、イスラエルといったAI先進国に追いつくための技術開発も継続して行っているが、その一方で、今回の買収で得た18の海外拠点でも現地採用を積極的に行い、AI未発展国の国々(例:アフリカ、東アジア、南米)に同社オリジナルのAIノウハウを移植し世界内の「AI格差」を減らすことにも着手している。さらに3年後にはその拠点数も世界で34としていく計画を立てているという。

なお、FollowUPは、ビデオカメラを使用した画像認識手段により、入退店者数カウントを自動的に行う。その情報をPOSシステムと連動させることで、購買率の把握・営業時間の効果測定・商品陳列棚の最適配置など、店舗運営に必要なデータを取得することができる。また、モバイルネットワークとクラウドの使用により、簡便かつ低コストでの導入を実現するそうだ。米国・中国・チリ・ペルー・コロンビア・ブラジル・メキシコ・インドなど世界中で4,000店を超える店舗で利用されている。

 

New Retail Navi編集部

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