2019年11月13日9:00
トランスコスモスは、カインズに「緊急コールセンターサービスリスク対策パック」を提供したと発表した。アマゾン ウェブ サービス(AWS)のクラウド型コンタクトセンター「Amazon Connect」を導入し、緊急時のコールセンターをおよそ1日半で開設する。
カインズでは現在、オリジナル商品は全扱い品目の1割程度を占める1万2千品目、売上比率は約4割に達している。これに伴い、自社開発商品に対する品質管理体制や、顧客対応窓口の対応強化を図ってきたが、ホームセンターという総合業態ゆえのコールセンター業務の煩雑さ、それに起因する顧客対応の難しさもあり、緊急を要する問い合わせ対応時などは、コールセンターの準備に数日程度かかっていた。
今回、「緊急コールセンターサービスリスク対策パック」と「Amazon Connect」を導入することで、物理的に離れた複数拠点のコールセンターを同一番号にてリアルタイムでつなぐことができ、緊急増席対応時に大幅な期間短縮ができるという。また、実際に事故が発生した場合を想定した模擬訓練などを事前に行うことで、迅速性だけでなく顧客対応の品質も担保でき、発生したリスクを最小限に抑えることが可能だ。