「リテールAIショーケース」がフクシマガリレイ本社にオープン、欠品検知、顧客導線分析、顧客位置のマッピングを体験可能

2019年11月22日18:25

サントリー酒類、トライアルカンパニー、日本アクセス、日本ハム、フクシマガリレイ、ムロオの6社は、日本におけるリテールAI技術の推進に向けた取り組みとして、共同で『リテールAIプラットフォームプロジェクト』を2019年11月22日に発足した。同プロジェクトの連携により、AIカメラで人の流れや欠品状況を把握して買い物客のストレスを軽減させたり、ショッピングカードによるキャッシュレス決済のデモを体験できる「リテールAIショーケース」が同日にガリレイグループ本社ビルにオープンした。

「リテールAIショーケース」は、AI技術や店舗開発のノウハウを持つトライアルホールディングス、およびAIファシリティカンパニーを目指すフクシマガリレイの連携により誕生した。

棚の商品の欠品を検知するAIカメラ

フクシマガリレイは、業務用冷蔵庫、冷凍冷蔵ショーケースなどの製造、販売、メンテナンスを生業としている。一方、トライアルが2018年11月に設立したRetail AIでは、自社開発のリテールAIカメラを活用した利用者の行動分析、棚の監視、タブレットカートやサイネージと連動した店舗でのマーケティング支援などを得意としている。両社では、2018年8月にショーケースのAI化について取り組みをスタート。トライアルの福岡・佐賀プロジェクトでは、既存店のAIショーケースか、サイネージ搭載を田川店からの納入で進行している。

フクシマガリレイでは、新本社の目玉として、オープンイノベーション拠点「MILAB」を開設。その1階にスマートストアを身近に体験してもらう仮想店舗の「AIショーケース」をオープンした。

AIショーケースでは、AIカメラ、デジタルサイネージ、電子棚札、デジタルカートを使い、買い物時の機能を体験することが可能だ。リテールAIが開発したカメラでは、欠品検知、顧客導線の分析、顧客位置のマッピングができる。

ショッピング用ゲートで、レジ打ちの作業なく支払いが可能になる

また、ショッピング用のゲートを設置。カートでは顧客が購入する商品からレコメンドした商品の紹介が可能だ。また、プリペイドカードを利用したキャッシュレス決済を体験できる。

New Retail Navi編集部

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