2019年12月4日0:00
渋谷の待ち合わせスポットとして有名なのが、渋谷駅前にある「忠犬ハチ公像」だ。そんな渋谷にデジタルを活用した新たな「ハチ公」が誕生する。それが、2019年12月5日にオープンする渋谷フクラス(SHIBUYA FUKURAS)の商業施設「東急プラザ渋谷」にある「待ち合わせスポット GMOデジタル・ハチ公」だ。
ホログラムディスプレイ技術を活用したハチ公
デジタルハチ公は、最先端のホログラムディスプレイ技術を用いており、ホログラムを回転させることによりハチ公を映像化させている。渋谷区観光協会と忠犬ハチ公銅像維持会の協力のもと制作したオリジナルの「渋谷ハチ公物語」など、さまざまなコンテンツを用意した。また、複数の衣装を楽しむことができるという。設置された専用の端末(Surface)を操作することで世界7ヵ国を旅するハチ公の衣装を見ることができる。
また、壁全面のLCDビジョンと最新の音響設備により、渋谷での待ち合わせを、コンテンツを楽しみながら過ごせる空間となっている。0分と30分には、時間を知らせるコンテンツも用意。渋谷の実際の天気、時間帯によって映像が変化する仕掛けとなっている。
音響や映像にもこだわり、ソニーの空間音響技術である「Sonic Surf VR(ソニックサーフブイアール)」による立体的なサウンドや、Barco(バルコ)社(ベルギー)の「ベゼルレス・ビデオウォールシステム(Barco UniSee)」による映像を楽しむことができる。
ワイヤレスでスマホの給電が可能に
なお、「GMOデジタル・ハチ公」は渋谷の新たな待ち合わせ場所としても活用してもらいたいとしている。店舗内であるため、天候に左右されることなく利用できるのも魅力だ。内部には、4台の円形ソファーを用意し、無料で利用できるWi-Fi(フリーWi-Fi自動接続アプリ「タウンWiFi byGMO」をダウンロードする必要あり)や充電スポットを用意した。充電スポットはワイヤレスで給電できる。
なお、「待ち合わせスポット GMOデジタル・ハチ公」を提供するGMOインターネットグループは、本社であるセルリアンタワー(渋谷区桜丘町)の周辺に点在していたグループ各社を「渋谷フクラス」に集約し、セルリアンタワーを第1本社、「渋谷フクラス」を第2本社とする2棟体制でビジネスを展開している。