2019年11月29日19:30
イオンは、英国ネットスーパー企業Ocado Group plc（本社所在地：ロンドン）の子会社であるOcado Solutions（本社所在地：ロンドン）と日本国内における独占パートナーシップ契約を2019年11月29日に締結した。イオンは、世界最先端の知見を得て「次世代ネットスーパー」を立ち上げて運営することにより、2030年までに6,000億円の売上を目指す。
Ocadoは2000年に設立されたネットスーパーを運営する企業で、店舗を持たず、オンラインで食料品などの注文を受け、利用者に届けるサービスを提供している。AIとロボットを駆使した最先端の顧客フルフィルメント・センター（中央集約型倉庫：CFC）と精緻な宅配システムを独自に確立し、英国ネットスーパー業界でも早い成長スピードを誇る企業だという。そのノウハウや技術を他社に提供するビジネスモデルを構築し、世界中の小売業者にOcado Smart Platform（OSP）と呼ばれるエンド ツーエンドのオンライン食料品・日用品販売のソリューションを提供している。
同提携により、イオンはデジタル、AIおよびロボティクス機能の強化に向け、2020年3月までに新会社を設立し、顧客により快適なオンラインでの買い物体験を提供していく。また、 OSPを利用し2023年に日本で第1号のCFCを設立する予定だ。高度に効率化されたオペレーションと自社物流を構築し、優れたアプリのインターフェースを介して、顧客の「いつでも、どこでも、何でも」というニーズに応えていきたいとしている。さらに、今後はこれらの技術により、既存ネットスーパー事業、店舗ピックアップ、クリック＆コレクト等にも活用できると期待している。
