韓国の小売&eコマースイベント「K SHOP」、オンラインでの購買体験、AI、生体認証などが展示

2019年11月1日8:48

韓国最大級の小売&eコマースイベント「K SHOP」が2019年6月19日から21日までKINTEXで開催された。ここでは、展示の模様を紹介したい。

ロッテグループではモール事業でのフィッティング、AR、VRといった取り組みについて紹介した。「unisize(ユニサイズ)」は、消費者の身体情報を入れると、服のサイズと身体情報をマッチングして、どのサイズが合うかをガイドするもの。オンラインでは実際に試着できないため、間違ったサイズでは返品の可能性が高まる。そのリスクを減らし、どのサイズがフィットするかを紹介している。データはカテゴリで蓄積されるため、購入後はどのサイズがいいのかなどを勧めるという。

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「AR View」は、部屋の構造から、椅子などの商品を立体的にとらえ、面積や設置間などを把握できるものだ。消費者は、購入前に椅子のおおよその設置間をつかむことができる。

また、「VR street」では、店舗内の様子を立体的にとらえて、買い物を楽しむことが可能だ。

SPCネットワークの「AI SCANNAR」は、画像認識により商品を識別し、会計金額を算出するサービスだ。クラウドサービスを利用しているため、コストを安価に抑えることが可能だ。例えば、一般のテナントで使っていたPOSなどがそのまま使え、カメラさえあれば展開できる。すでに韓国のPARIS BAGUETTE(パリバケット)で展開されている。

ATEC APは、リテールソリューションを展開しており、現金管理ソリューション、セルフチェックアウト端末などを紹介した。

会場では、韓国・セブン-イレブンの「セブン-イレブン・シグネチャー」が展開する手のひら静脈認証技術を利用した「Hand Pay(ハンド・ペイ)」のデモも行われた。LOTTE CARD(ロッテカード)が富士通の手のひら静脈認証技術を使用した「Hand Pay」を2017年5月16日から展開。消費者は、静脈の生体情報を登録し、一度登録すればカードレスで繰り返し利用することが可能だ。

中国や日本でも展開されているボックスサイズの自動販売機だが、韓国でもマカロンなどを販売するデモが行われていた。

日本でもタッチスクリーンのキオスク端末の設置が徐々に増えているが、韓国から輸入して展開している企業もある。会場でもデモが行われれていた。

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New Retail Navi編集部

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