2020年6月30日8:00
アプリプラットフォーム「Yappli」を提供するヤプリは、2020年6月29日、EC事業者へ向けたEC特化型ソリューション「Yappli for EC」をスタートすると発表した。
Yappliは、クラウド型のアプリプラットフォームとなる。ノーコードによりアプリ開発のハードルを下げることで、さまざまな業界における活用が広がり、400社以上の自社アプリがプラットフォーム「Yappli」の上で運営されている。
今回の新型コロナウイルス感染拡大の影響により、オフラインでの顧客との接点が制限される中、アプリを活用したEC集客の強化が進んだという。ECアプリにおけるアクティブユーザー数は1.2倍と増えており、消費者側の行動も大きく変化しているそうだ。
Yappli for ECでは、これまでの400社以上の導入実績から、ECの売上強化につながる機能を大幅アップデートしたという。iOS、Android両OSに対応したネイティブアプリを、最短約1カ月でリリース可能だ。
また、これまでEC事業者にとってアプリ導入のハードルとなっていた、新しいツールの操作習得や日々の更新作業の負荷、OSバージョンアップへの対応といった手間もYappli for ECが軽減するという。直感的に操作できる管理画面で、誰でも簡単にアプリの運用が可能、 専門知識は不要だ。OSのアップデートにも無償で対応する。これにより、担当者は、本業であるマーケティング活動に専念できるとしている。
Yappli for ECでは、 ECサイトをアプリ化する手段として、2つの選択肢を用意した。ECウェブ連携では、既存ECサイトをアプリ内に最適化して表示させるWebビュー機能を活用し、スピーディにアプリを構築する。EC集客のために今すぐアプリが必要な人に勧められるという。また、EC API連携は、商品情報とのAPI連携をすることで、商品ページを高速表示させるYappli for ECの独自機能だ。
ヤプリでは、これまで年間100回以上の機能改善を実施してきたが、今回のYappli for ECスタートにより、モバイルコマースの新機能開発をさらに強化していきたいとしている。