2020年6月17日7:00
オプティマインドは、日本郵便、およびCBcloudと、日本郵便における配達状況に応じたリアルタイムでのルート再計算機能の大規模施行導入を2020年6月より開始すると発表した。
今回の施行導入は、オプティマインドが提供するルート最適化システム「Loogia」とCBcloudが提供する宅配事業者向けの業務効率化システム「SmaRyu Post」を連携させ、6月より全国約200局の郵便局で順次開始し、「誰もが配達業務で活躍できる環境の実現」を目指すという。
オプティマインドは2018年2月に日本郵便主催のオープンイノベーションプログラム「第1回POST LOGITECH INNOVATION PROGRAM」にて最優秀賞を受賞して以来、 ルート最適化の観点から日本郵便と配達業務の効率化に向けた共創に取り組んできた。 「Loogia」は、 配送先の時間指定などのラストワンマイルならではの制約、収集したGPSデータをAIを用いて解析することで得られた走行速度や駐車位置を加味した配送ルートの提案をする。新たに、配送の遅れや、不在による再配達などの配送状況に応じてルートをリアルタイムに再計算する機能を開発し、より最適なルート提案を行うそうだ。
日本郵便は、物流クライシスによる課題が相次ぎ、新しい外部のアイディアを前のめりに採り入れて現状を打破すべく、スタートアップ企業との共創を進めている。
CBcloudは、熟練ドライバーのノウハウを継承する機能を搭載した宅配業務の自動化・効率化を実現する宅配業務効率化ソリューション「SmaRyu Post」を開発している。「SmaRyu Post」は、宅配シーンにおける荷積み・ルーティング/ナビゲーション・配送ステータス管理など、一連の機能を一気通貫で提供しており、初心者のドライバーや担当者でも滞りなく業務できるよう支援するサービスだという。