2020年4月14日14:40
アイリスオーヤマは、ネットワークカメラにAIアルゴリズムを搭載したモデルを含む全38機種の「AIカメラ」シリーズを2020年4月20日より発売し、AIカメラ事業(セキュリティカメラを含む)に新たに参入すると発表した。
今回発売する「AIカメラ」は、AIアルゴリズム搭載モデル10機種と、セキュリティカメラのスタンダードモデル20機種、そして全モデルに共通して使用できるビデオレコーダー8機種の合計38機種となる。
AIアルゴリズム搭載モデルは 、従来の防犯対策に加え、マスクの着用認証や工事作業所等でのヘルメット着用を認識する顧客属性の分析ができ、マスク着用時でも顔認証できる機能を搭載している。また、レジの混雑状況や顧客の滞在場所や時間がサーモグラフで可視化できる「顧客動線ヒートマップ」、車両番号や車体を認識する「車両認識・管理」、不審な動きや過去の犯罪者をブラックリスト化し注意喚起する「不審行動・不審者アラート」などの機能を搭載している。
カメラ本体にAIアルゴリズムを内蔵したことで、必要な分析結果のみをアプリケーションに送信できるため、データ量は従来の1/100以下で回線への負担を軽減できるとしている。 顔認識スピードは0.2秒と素早い解析が可能。
すべてのモデルで4K UltraHDクオリティレンズを搭載し、高解像度・高視野角で撮影できるそうだ。また、暗視、逆光に対応しており、明かりの少ない夜間や逆光でも被写体を認識できる。
さらに、同社BtoB事業が提供する無線制御照明システム「LiCONEX(ライコネックス)」や電子棚札、 スライド棚などのさまざまな商材との組み合わせにより、小売店舗や各種施設へのトータル・ソリューションの提案を行う。