「渋谷キャッシュレスプロジェクト」を発足、若年層への浸透を図る(メルペイ)

2019年12月12日17:30

2013年7月のサービス開始以来「メルカリ」は、現在月間利用者数は約1,450万人、累計出品数は11億品を超えている。そのメルカリが2019年2月からサービス提供を開始した「メルペイ」では、積極的なキャンペーンによる告知を行っている。

「メルペイ」は、非接触決済サービス「iD」での決済に加え、コード決済にも対応している。現在。全国170万カ所で「メルペイ」を利用可能だ。2019年4月にはフリマアプリ「メルカリ」における過去の利用実績等を元に、商品購入代金を翌月にまとめて支払うことができる「メルペイスマート払い」、5月にはオフラインに加え、ECサイトでも「メルペイ」決済ができるネット決済機能をリリースした。10月16日には利用者数が500万人を突破。同社では、スマートフォン決済サービスの普及に向けて、積極的にキャンペーンを実施している。

メルペイでは、2019年12月9日~2020年1月9日までの期間中、現在開催中の「友達招待キャンペーン すすメルペイ第2弾」の年末年始限定特別企画として、「あけおメルクリ」キャンペーンを実施している。キャンペーン期間中、特別招待コード「メルクリ」または「あけおめ」を入力して初めて「メルペイ」の「本人確認」(支払い用銀行口座の登録または「アプリでかんたん本人確認」の完了)をすると、1,000ポイントが付与されるほか、キャンペーンキャラクターである「きゃりーぱみゅぱみゅ」さん出演のライブへの招待や、期間中の「メルペイ」決済による支払額が全額ポイント還元されるキャンペーンに抽選で参加できるという。

メルペイ マーケティングチームリーダー 大前宏輔氏

10月1日からスタートしたキャッシュレス・消費者還元事業によるポイント還元開始の影響もあり、「メルペイ」の決済金額・回数は上昇傾向にあるというが、若年層の現金志向がまだまだ強いという。アプリ紹介サービス「Appliv(アプリヴ)」によるキャッシュレス決済の利用実態調査では、消費税率引き上げ後も「キャッシュレス決済を利用したことがない」と答えた20代は、21.5%と他の世代と比べても最も高かった。

そのため同社では、若年層と親和性の高い渋谷地区において「渋谷キャッシュレスプロジェクト」を発足。第一弾として、「竹下メルペイ通り」にてフラッグジャックを行うほか、加盟店で「メルペイ」を利用して決済すると、お得な特典やポイント還元が受けられる取り組みを開始している。

メルペイ マーケティングチームリーダー 大前宏輔氏によると、12月18日からは、「SHIBUYA109渋谷」および「MAGNET by SHIBUYA109」など大手小売店も含めた、渋谷区にあるコード決済加盟店での還元キャンペーンを実施する予定だという。

若者の街渋谷で、若年層にキャッシュレス決済の魅力が伝わるか、注目されるところだ。

New Retail Navi編集部

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