2019年12月11日21:35
ソーシャルメディア経由でのショッピングが世界的に成長しつつあるというデータをペイパル(PayPal Pte. Ltd)が発表した。日本では「LINE」、グローバルでは「Facebook」や「Instagram」が利用される傾向にあるそうだ。
ソーシャルメディアで買い物する人は世界平均で30%
ソーシャルメディアを介して買い物をするコンシューマーの世界平均は30%となっている。グローバルで見ると、インド、メキシコ、ブラジル、イタリアの順でソーシャルコマースが多く利用されているが、日本は27%と全体の中間に位置する。グローバル平均では、 およそ3人に1人の回答者がソーシャルメディア経由で決済を行ったことがあると回答している。
対応しているマーチャント(加盟店)をみると、インド、ブラジル、イタリア、フランス、メキシコが上位5カ国となるが、日本は22%とオーストラリアに次いで低かった。世界のマーチャントの約3割が今後6カ月間にソーシャルコマースに対応するとしている。
日本は18~36歳の比率が高い
日本の年代別では、 Z世代(18-24歳)で34%、 ミレニアル世代(25-36歳)で32%と、 若い世代で高い割合となった。また、日本では、LINEが最もソーシャルコマースに使用されているプラットフォームとなっており、次はYoutubeとなる。グローバルでは、Facebook(16%)およびInstagram(11%)が利用される傾向が高い。日本ではそれぞれ4%にとどまる。
なお、日本のマーチャントの4分の1は、ソーシャルメディアを介しての販売方法をよく理解しておらず、顧客情報のセキュリティについて懸念している。
※ペイパルが調査会社イプソスの協力のもと行った、 モバイルコマースに関するグローバル調査(PayPal mCommerce Study)より
■調査概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2019年7月23日~8月25日
調査国:11カ国(日本、 米国、 英国、 ドイツ、 フランス、 イタリア、 スペイン、 オーストラリア、 ブラジル、 メキシコ、 インド)
回答者数:コンシューマー22,000人(2,000/国、 18-74歳)およびマーチャント4,600社(300-