20種類の決済を1つのQRコードスキャンで実現する日本美食の「TakeMe Pay」

2019年12月10日20:45

日本美食の「TakeMe Pay」は乱立するスマホ決済やクレジットカード決済を1つにまとめることができるサービスだ。同社によると、利用可能な決済種類は20種類となり、業界では最多であるとしている。

2019年12月4日~6日まで開催された「レジャージャパン2019」での展示

インバウンドや国内の決済を1つのQRコードで利用可能

「TakeMe Pay」は、ユーザーが新たにアプリをインストールする必要なく、すでに利用している決済アプリで、店舗等に設置されたQRコードをスキャンして支払いができる“スマホ決済ゲートウェイ”となっている。ユーザーはその時に⼀番お得な決済手段を選択できる。また、決済種類はスマホ決済に限らず、クレジットカード支払いも可能だ。

導入店舗においては、特殊な端末は不要でQRコードを設置するだけで済む。すでに店舗に加え、人力車やタクシーといったシーンでも利用されているそうだ。

同サービスでは、Apple PayやGoogle Pay、Alipay、WeChat Payといったインバウンド向けのサービスを1つのQRコードで利用できる。

また、2019年10月よりPayPayを追加することが決定。すでに利用可能なLINE Payも含め、総務省が進めていた統一QRコード「JPQR」で実現できなかった一つのQRコードでの主要な2つの決済サービスの利用を可能にしている。また、今後も導入先は増える見込みで、国内の乱立するスマホ決済の⼀元管理を行えるとしている。

観光に強みを持つOTAや旅行メディアと提携

新たな動きとして、世界最大のOTAである『トリップアドバイザー』と業務提携した。同提携では、日本美食が国内飲食店の予約情報を提供することで、トリップアドバイザーに掲載されている国内飲食店の口コミ情報から訪日旅行計画者が直接予約をできるようにした。

すでに、仕入れとなる国内の観光資源としてJTB、国外の販売チャネルとしては同社では世界No.2の口コミ旅行サイトである大衆点評、世界No.3のCtripの他に台湾・韓国・インドネシアなど各国の大手メディアとアライアンスを組んでおり、今回のトリップアドバイザーとの提携を加えることで、「世界中の旅行者にリーチする他に類をみないメディアネットワークを構築することとなった」と同社では説明している。

New Retail Navi編集部

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