Commerce Cloudの「BOモジュール」(バックオフィス業務)をSalesforceプラットフォームから提供へ(ヴィンクス)

2019年11月27日7:00

ヴィンクスは、クラウドアプリケーションおよびクラウドプラットフォームを提供するセールスフォース・ドットコムとの流通・サービス業のデジタル領域における協業として、セールスフォースが提供するECサービス「Salesforce Commerce Cloud」の「BOモジュール」(バックオフィス業務)をSalesforceプラットフォームより提供することを決定したと発表した。

Salesforce Commerce Cloudのモジュール の概要(ヴィンクス)

ヴィンクスは、ECなどさまざまなデジタルサービスを所有するセールスフォースとの協業を進めることにより、流通・サービス業向けに提供しているPOS、CRM、MD、ECなどのシステムとSalesforceプラットフォームを連携したクラウドサービスを共同で開発し、流通・サービス業向けマイクロサービスとしての提供を目指す。

協業の第1弾としてヴィンクスが現在開発中の「Salesforce Commerce Cloud」の「BOモジュール」は、Salesforce AppExchangeよりダウンロードするSaaSサービスで、Salesforceプラットフォームからの提供により、従来、6カ月程を要していた導入期間を3カ月程に短縮するとともにインフラや運用保守に関わる費用の削減が可能になるとしている。また「Salesforce Commerce Cloud」のECには、受注管理や在庫管理等のバックオフィス業務で連携する機能が少なかったため、個別に構築することが必要だったが、今回開発中の「BOモジュール」と併用することにより、カスタマイズ不要で利用できるようになる。そのほか、 「Salesforce Commerce Cloud」はグローバル対応ECとして、日本企業の海外展開にも活用できる。2020年春より「BOモジュール」を、その後「OMSモジュール」(受注在庫統合管理システム)、 「ポイントモジュール」、 「ECモール連携モジュール」を順次リリースしていく予定だという。

New Retail Navi編集部

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