2020年7月20日12:40
SELFは、 ECサイトや予約ポータルサイト上で商品とユーザーを自動で解析・把握し、商品マッチングを行うことで顧客の購買体験を向上させる次世代セールスサポートツール「SELF LINK」を正式リリースした。
「SELF LINK」は、顧客のサイト内行動、AIとの会話で得られる目的やニーズ、他の顧客の商品閲覧や購買行動を総合的に分析し、顧客一人ひとりに適した商品を提案することで、 購買意欲にアプローチし、コンバージョン行動につなげるという。また、会話の流れと商品提案をうまく構成することでアップセル・クロスセルにつなげ、客単価の向上にもつなげていく。
また、その場限りの接客ではなく、サイトを訪問した顧客の特徴を記憶し、次に訪問していた時もその特徴を踏まえた接客を行うことが可能だ。継続的に顧客の購買行動をサポートし、 魅力的な商品提案やサイト内での商品探しの利便性を高めることで、 顧客のサービスへの信頼を獲得。 LTV(Life Time Value:顧客生涯価値)の向上に貢献する。
導入先となるサイトの改修や、追加のシステム開発は不要だ。必要なのは、スクリプトのタグをサイトに埋め込む作業のみとなる。
2020年6月8日~6月16日の9日間、東急百貨店様のオンラインショップ「東急百貨店ネットショッピング」にて実証導入した。導入効果としては、サイト上のAI接客員との会話を「利用したユーザー」と「利用しなかったユーザー」を比較したところ、非利用ユーザーに比べて、利用ユーザーの方がコンバージョン率が約2.5倍、 顧客単価は約1.6倍高くなるという結果が得られた。
今回の実証導入はギフト分野を対象項目とし、贈答案内からの商品提案を実施した。顧客ニーズにマッチした商品提案が行えたことで顧客にも満足してもらい、予算を多少超えても、 「これなら喜んでくれそうだ」「プレゼントしたら喜びそうだな」といった購買意欲を引き出すことに成功し、単価の向上につながったと考えられるという。