ロボット実装モデル構築推進タスクフォース参画、自走式ロボット「temi」導入(パルコ)

2019年11月20日7:00

パルコは、経済産業省および国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が設置した、ユーザー、システムインテグレーター等が一堂に会するロボット実装モデル構築推進タスクフォース(TF)に参画すると発表した。

自走式ロボット「temi」(パルコ)

パルコは「独自の先行的 ICT 活用」を中期経営計画の事業戦略の柱のひとつとして掲げ、店舗でのデジタル環境を整備することで新たな消費体験の提供を推進している。その取り組みの一環として、全国の PARCO にてさまざまなロボットを活用した実証実験を継続してきた。

今回参画するTFでは、人手不足への対応などが喫緊の課題となっているショッピングセンターの施設管理、小売・飲食の分野で活躍される TF 参加の各社と共同でロボット実装モデル創出に貢献するとともに、創出されたモデルをショッピングセンター業界に加え、出店する小売・飲食の専門店の課題解決にも貢献することを目指し、今後人手不足に苦慮する企業等が幅広くロボットを導入していくための基礎を構築していくという。

今後のロボット活用の予定として、hapi-robo st(ハピロボ)が国内発売する、パーソナルアシスタントロボット「temi(テミ)」の、顧客への案内を目的とした試験導入を渋谷PARCOで予定している。同ロボットにはスマートスピーカーと同様の、対話型・音声操作に対応したAIアシスタント機能が実装されており、自宅や職場を自由に移動したり、そこにいる人との会話を行うこともできる。まず「temi」は、2019年11月22日より渋谷PARCO 1Fに出店する、パルコと、国内クラウドファンディング大手のCAMPFIREが共同運営する実証実験を目的にしたAIショールーミングストア「BOOSTER STUDIO by CAMPFIRE」で取り扱う。

さらにその機能を活用した、渋谷PARCO館内を回遊する「temi」に顧客が話しかけ、離れた場所で操作しているインフォメーションスタッフが「temi」を通じて、問合せに答えるサービスの実証実験を12月より実施する予定だ。

New Retail Navi編集部

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