「第21回自動認識総合展」、ICタグをはじめ流通の未来を彩る製品・ソリューションが登場

2019年11月11日10:55

一般社団法人日本自動認識システム協会(JAISA:ジャイサ)は、2019年9月11日~13日の3日間、東京ビッグサイト(東京国際展示場)南ホール4Fで、「第21回自動認識総合展 AUTOID & COMMUNICATION EXPO 2019」を開催した。また、併設で「自動認識セミナー(Business Technology Spice)」も行った。同展示会には、1万8,416人が来場したが、本頁では、当日の展示の模様をレポートする。

凸版印刷と帝人は、日本チェーンドラッグストア協会の協力を得て、スマートシェルフを展示。陳列什器にアンテナを設置することで、陳列棚上の商品の状態を瞬時に把握できるという。例えば、消費者が商品を手にすると、関連した商品の情報を表示し、購買促進につなげることが可能だ。また、店舗もマーケティングに活用することができる。

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日立製作所は、生体認証によるキャッシュレス決済を紹介した。キャッシュレス決済を紹介した。生体認証技術とプリペイドカード決済の仕組みを連携させることで、買い物時は財布から現金を出すことなく、支払いができる。

富士通は、現金やクレジットカードを持たなくても、手のひらのみで決済できる「手のひら静脈認証決済ソリューション」を紹介した。

デンソーウェーブは、同社のQRコードを用いた顔認証システムを紹介。顔情報をQRコードに格納することで、オンラインでの顔認証をいつ減している。

インピンジは、UHF帯ICタグを活用した「RTLSリアルタイムロケーションシステムを紹介した。ハヤト・インフォメーションとの連携では、RFIDとスマートスピーカーを使って、クラウドデータを呼び出すデモを実施した。

凸版印刷は、エンパシが提供する多機能モバイルPOS端末「EM10 (イーエムテン)」を活用し、クレジットや電子マネーなど多彩な決済手段に対応したモバイルPOS・決済サービス「TOPPOS(R)(トッポス)」を、 2018年10月より提供している。自動認識総合展では、TOPPOSにICタグの一括読み取り機能を追加した「TOPPOS-UHF」を開発し、デモを行った。

また、NFCタグにタッチするたびにタグ内でランダムなURLを生成し、URLのコピーや推測ができないタッチ認証NFCタグなどを紹介した。

東芝テックは、充電作業から解放され、業務の効率化を実現可能な、カート用ワイヤレスチャージシステムのデモを実施した。

なお、2020年の自動認識総合展は、東京五輪・パラリンピックが開催されるため、2021年2月17日~19日まで、東京ビッグサイト西4ホールで開催する。2021年以降は、9月開催になる予定だ。

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New Retail Navi編集部

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