2019年9月8日14:33
アパレル企業向けニューリテール・プラットフォーム「FACY(フェイシー)」を運営するスタイラーは、ベイクルーズと連携し、住友商事の社員向けにThink Fashionイベントを2019年6月12日~6月13日の2日間、大手町プレイス ウェストタワー 地下2階「MIRAI LAB PALETTE」で開催した。
QRコードを読み取って 商品情報やオススメポイントを確認、アプリで支払い可能
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住友商事は、時間や場所、スタイルにとらわれない自律的かつ柔軟に働く環境整備を進めており、その一環として、より自由で快適な服装を1人ひとりが選択していくことも検討しており、その実験的取組みとして、同イベントを実施したという。事前に、イベント会場に隣接する大手町プレイスイーストタワーで勤務する住友商事約4,000人の社員を対象に告知を実施。イベントに参加する社員はFACYのアプリを事前にダウンロードした上で会場内に入ることができる。
会場には接客販売員が常駐し、会場に並べられた厳選アイテムを自由に見て試着できる。店舗には、ベイクルーズの中でも4名のみに与えられた「接客マイスター」の称号を持つ販売員が2名と、丸の内店の販売員が1名常駐し、住友商事社員にコーディネートに関するアドバイスを行った。
参加者は全商品に取り付けられたQRコードを読み取ることで、商品詳細や販売員のオススメポイントをアプリ上でも確認できる。また、気に入ったアイテムはFACY上で決済し、後日自宅へ商品が配送される。また、商品を購入しなくても、気に入ったアイテムをアプリ上で決済して購入可能だ。
FACYは、オンラインでの購買に加え、ファッションアイテムのコンテンツの制作・配信を行うアパレル企業向けニューリテール・プラットフォームとなる。利用者がアパレル商品について、ほしい商品の情報を投稿すると、全国600のショップ店員が利用者に見合ったアイテムを提案し、気に入ったアイテムがあればアプリから購入できる。利用者は、店舗のスタッフとメッセージ機能でやりとりしながら、好きなアイテムを購入可能だ。
FACYでは、 FACY上のコミュニケーションの内容やファッションアイテムを起点としたコンテンツの制作・配信を行っているのが特徴だ。記事は、「SmartNews」「Gunosy」「LINE news」「Fashionsnap.com」といった大手情報サイトにも連携されている。また、大手メディアでファッションの情報を取得し、FACYでの購入につなげている。
FACYでは、これまでも吉祥寺パルコ、渋谷ヒカリエShinQsにポップアップストア「FACY STORE」をオープンするなど、リアルでの取り組みを行っている。同社では、国内で唯一のニューリテール・プラットフォームを提供していると自負しており、逓減している9兆円のファッション市場の活性化を促進させることを目指している。
また、海外での事業も強化しており、中国最大の小売グループ上海百聯集団股分有限公司(本社:上海)と、盈展(Urban Revitalization Force)が運営する大型商業施設Theatre Xと業務提携を開始している。
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