パーソナルスタイリングの新技術「スタイリスト・マッチングAI」の運用(DROBE)

2020年7月1日11:49

ファッション領域でパーソナルスタイリングサービス「DROBE(ドローブ)」を展開するDROBEは、2020年6月30日、顧客の登録データやスタイリストの評価データをもとにAIがシフト管理を考慮のうえ、自動的に顧客に最適なスタイリストの担当設定を行う「スタイリスト・マッチングAI」の運用を開始した。

「スタイリスト・マッチングAI」がスタイリストの選定から担当設定まで全て自動化(DROBE)

「DROBE」は、ファッション誌や芸能人のスタイリング、店頭での販売などを経験したプロのスタイリストとDROBE独自の「スタイリング AI」が利用者の嗜好や体型、予算に応じた商品(洋服、靴、ファッション雑貨)を協働でスタイリングし、セレクトした商品を定期的にお届けするパーソナルスタイリングサービスとなる。届いた商品を自由に試着でき、気に入った商品のみを購入可能だ。2020年3月にサービスを開始し、登録会員数2万人を突破している。

従来「DROBE」では、スタイリストをまとめるマネージャーが、知識と経験をもとに顧客データからベストなスタイリストを選定していた。しかし、スタイリストのシフトを考慮しながら、顧客に応じたスタイリストの選定には時間がかかるうえ、知識とマネジメント経験のある担当者しかアサイン業務に従事できないことが課題だった。

今回運用を開始したDROBE独自の新技術「スタイリスト・マッチングAI」は、ユーザーの登録データやスタイリストの評価データをもとに、同AIがユーザーとスタイリストとの相性を推定後、スタイリストのシフト管理に応じて、ユーザーにベストなスタイリストを担当設定する。同AIの導入後、スタイリストの選定から担当設定まで60分かかっていたリードタイムが0分となり、月間30時間・年間360時間の工数削減を実現するほか、管理者の経験や知見に頼ること無く、ユーザーにベストなスタイリストの設定を自動化できます。ユーザー数の増加に伴い、スタイリストチームが拡大した際でも、持続的なサービスの提供を可能にしたという。

New Retail Navi編集部

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