偽造品の撲滅を目的とした「Transparencyプログラム」を日本で開始(Amazon)

2020年10月6日7:00

Amazonは、2020年10月1日、偽造品の撲滅を目的とした「Transparencyプログラム」(商品のシリアル化サービス)を日本で開始し、Amazonが商品を販売する世界10カ国で利用可能となったと発表した。また、Transparencyプログラムの登録ブランド数が1万を超えた。

2018年に開始したTransparencyプログラムは、Amazonで商品を購入する時に常に真正品を購入してもらえるよう、製造されるすべての商品に1つ1つ固有のコードを付与するシリアル化サービスとなる。アプリケーションを通じて商品やパッケージごとに固有のコードを付与することで、 ブランドオーナーのよる個別の自社商品の特定を可能にするという。

Amazonは同コードを活用し、Transparencyプログラムに登録されたすべての商品に対して事前に真偽を精査、確認することにより、偽造品の販売を未然に阻止することを目指す。そして、真正品だけを確実に利用者へ届けるという。さらに、商品を購入した人は、モバイルアプリでコードをスキャンするだけで、購入した場所に関わらず、その商品が真正品であることを確認できる。LG Electronics USA、Spectrum Brands、Neato、Petrichor、Skullcandy、Salom、Nomader、Naples Naturalsなど、フォーチュン500企業やグローバルブランドからスタートアップ企業、小規模企業まで、世界各国の1万以上のブランドオーナーがTransparencyプログラムに登録しているという。これまで登録されているブランド全体で、Amazonのサイト上で偽造品の疑いのある商品の発送を50万点以上、阻止している。

なお、Transparencyプログラムは日本とオーストラリアのほか、カナダ、フランス、ドイツ、インド、イタリア、スペイン、英国、米国で利用可能だ。

New Retail Navi編集部

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