LOCCOが業界初の LCC宅配サービスを開始(フェリシモ/セイノーHD)

2020年8月20日20:57

フェリシモとセイノーホールディングス(セイノーHD)は、フェリシモ、買い物弱者対策として宅配事業を手掛けるセイノーHD子会社のココネット、ICTによる社会課題の解決へ取り組む電警とのジョイントベンチャーであるLOCCOを通じて、業界初の LCC 宅配のサービスを開始した。

フェリシモ・セイノーHD・ココネット・電警は、2019年より、ジョイントベンチャーである LOCCO 社を通じて、荷主・幹線輸送・ギグワーカーを含む配送パートナー・受け取り手のそれぞれが心地よく荷物を受け渡しできるための環境の研究と実験を繰り返しながら、配送パートナー向けスマートフォンアプリの開発とサービス実証を進めてきた。このほど、そのアプリの公開と合わせて、誰もが参加できる LCC 宅配ネットワークによる置き配サービス「OCCO」を開始したという。

「OCCO(オッコ)」は LOCCO 社が提供する、業界初「幹線+ギグワーク」による置き配サービスだ。2020年 4 月より、首都圏でサービスを提供開始し、順次エリア拡大を進めている。セイノーHD グループの持つ全国画一の幹線輸送網と必要な時に必要な分だけ働くギグワーカーを中心とした柔軟なラストワンマイル配送パートナー網を組み合わせる、というコンセプトにより革新的な価格で荷物を確実に届けることが可能であるという。2019 年末に行われたフェリシモ会員向け東京都内での実証実験においては、利用者の利便性向上と物流コストが10%以上削減されることが実証されたという。

「OCCO」を全国に展開する LCC 宅配ネットワークへと強化する施策としてリビ ングプロシードが2020 年 9 月 1 日よりセイノーHD グループへ参入予定だ。リビングプ ロシードは40年以上にわたりフリーペーパーの配布によるプロモーションを専業としている。約10,000 名の配布員=ギグワーカーのネットワークを「OCCO」と融合することにより、ラストワンマイルのオープン・パブリック・プラットフォーム(O.P.P.)構築をさらに加速していきたいとしている。

New Retail Navi編集部

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