グローバルECプラットフォーム「Lingble」利用料無料キャンペーン開始(SBクラウド)

2020年8月5日19:31

クラウドサービス「Alibaba Cloud」を日本国内で展開するSBクラウドと、グローバルECプラットフォーム「Lingble(リングブル)」を提供するプロスペクトフィールドは、グローバルでECビジネスを展開する日本企業を支援するため、「Lingble」の利用料が3カ月間無料になるキャンペーンを共同で実施すると発表した。なおSBクラウドは、「Lingble」のシステム基盤としてクラウドサービス「Alibaba Cloud」を提供している。

「Lingble」は、ウェブサイトの作成などのフロントエンドから、決済や配送、顧客管理といったバックオフィスまで、グローバルECの運営に必要なさまざまな業務を統合し、ワンストップで提供するプラットフォームとなる。海外展開のノウハウがない企業でもグローバルECサイトを開設することが可能だ。

ウェブサイトの翻訳やデザイン、SEO、国ごとの価格設定、決済などをローカライズし、最適な顧客(ユーザー)体験を提供する。また「Lingble」は直感的なインターフェースを独自に開発しているため、ウェブサイトに対する購入者の満足度は95%に達しているそうだ(プロスペクトフィールド調べ)。

さらに、グローバルで100を超える決済方法に対応しているため、各国の商習慣にあわせた決済方法をユーザーへ提供することが可能だ。また、クレジットカードの不正利用によるチャージバックの防止策を講じているほか、万が一チャージバックが発生した場合の補償も用意しており、 企業(EC事業者)の利益を守るという。

そのほか、メールやライブチャットにより、 24時間体制でユーザーからの問い合わせに対応する。チャットのレスポンス時間は平均35秒以内を目標としており、ユーザーの問い合わせに迅速に対応できる体制を整えている。

また、各国の物流パートナーと直接協業することで、企業の倉庫から購入者への配送、購入者からの返品、通関手続きなどの流通プロセス全体を管理し、トラッキングしている。

さらに、GDPR(EU一般データ保護規則)をはじめ、国ごとにさまざまな法規制があり、企業はコストをかけてこれらの規制に対応する必要がある。「Lingble」はGDPRに準拠しているほか、さまざまな国の法規制を常に注視して対応しているそうだ。

「Lingble」の利用料は、売上金額に応じた成果報酬型となる。初期費用や月額固定費用が不要なため、企業はリスクを最小限に抑えてグローバルECに参入することができるとしている。

なお、「Lingble」のシステム基盤は「Alibaba Cloud」の香港リージョンで運営されているため、グローバルECの課題の1つであった、中国からのアクセスも行うことができるとしている。また、中国国内でウェブサイトを運営する際に必要なICPライセンスを取得する必要もないという。

New Retail Navi編集部

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