台湾で子会社新設、マーケティングプラットフォーム「BAKUMO」開始(BEENOS)

2020年7月27日8:30

BEENOSは、台湾をはじめとするアジアを中心にマーケティング事業を行う子会社「必諾希亞太行銷股份有限公司(所在地:台北市、BEENOS Marketing Asia)」を設立した。 BEENOS Marketing Asiaは、日系ブランドを中心とした商品を台湾消費者にトライアル販売し体験機会を提供することで、台湾消費者の生の声を収集して掲載企業に届けるマーケティングプラットフォーム 「BAKUMO(バクモ)」を7月より本格的に開始する。

マーケティングプラットフォーム「BAKUMO」(BEENOS)

BAKUMOは、台湾市場における商品の潜在ニーズの検証や認知度を図るマーケティングツールとして日本企業の商品を世界に拡げる一助となることを目指す。

BEENOS Marketing Asiaは、 企業からの申し込みに応じて「BAKUMO」に商品を掲載し、 注文した台湾消費者に商品を発送する。企業は、掲載情報と商品をBEENOS Marketing Asiaに提供することで、「BAKUMO」における注文動向やアンケート結果などを要望に応じて得ることができ、台湾における商品のマーケティング調査が可能となる。台湾消費者の会員登録時の属性によりターゲットを絞り込むこともできるため、より効果的なサンプリング調査の実施も可能だ。

企業の主な利用用途としては、新商品や販売前のテスト商品などの新規参入商品のプロモーションや潜在ニーズの検証などが挙げられる。その他にも余剰在庫や滞留在庫のように行き場を失い日本国内の既存チャネルでの販売が困難となった商品に関しても、ブランド価値の棄損や値崩れの影響が出ないような形態で台湾にて流通を図るなど、BEENOS Marketing Asiaが日本企業の目的に応じたプランを都度提案する。

今後は、ポップアップイベントや店舗販売のサポートなどオンラインとリアルイベントを連動したサンプリングおよび体験機会の提供なども行うそうだ。また、台湾を皮切りにアジア各地にもサービス領域を拡げ、同社グループの中核事業である越境EC関連サービス「Buyee」との相互送客を図り、3年以内に会員数100万人以上を目指す。

New Retail Navi編集部

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