音声のみから人の感情を可視化する感情解析ソリューション 「ESAS」販売開始(CENTRIC/ESジャパン)

2020年7月21日13:03

コールセンターの運営、コンサルティングと感情解析の研究・開発事業を行うCENTRICは、同社グループの音声感情解析専門会社ESジャパンが音声のみから人の感情を可視化する感情解析ソリューション“ESAS(Emotional Signature Analysis Solution)”の販売を開始したと発表した。

ESAS(Emotional Signature Analysis Solution)(CENTRIC)

同社はコールセンターコンサルティングから創業したコールセンター運営事業者でもあり、2017年4月に熊本県立会いのもと、熊本市と立地協定を締結し、音声感情解析を国内で初めて扱うコールセンターとして熊本支店を新設した。2018年9月より国立熊本大学大学院と音声感情解析に関する共同研究を開始し、共同研究で得た感情パラメータの知見を元に特許を出願した。

音声感情解析技術とは、声の微妙な特性に反映される様々な種類のストレスレベル、認知プロセス、及び感情的反応を識別し独自の数学的プロセスを使用して声の中に隠されたさまざまなタイプの感情パターンや異常を検出する技術だ。

CENTRICは音声感情解析の専門会社ESジャパンを令和元年に設立。20年以上にわたり、関連分野(心理学、犯罪学、音声学、精神医学、数学など)の専門家との協調、開発体制のもとに研究、進化を続けているLVA(Layered Voice Analysis:階層型音声解析)技術を応用し、コールセンター領域のみならず、パーソナリティ診断、人事面接、保険、セキュリティ、携帯アプリ、ゲーム、音楽、医療、自動車、ロボティクスなど、多種多様な業態に対して感情解析ソリューションを提供している。

ESASは人の音声より、150種類以上のコアパラメータを用い、20種類以上の感情をリアルタイムに可視化するサービスで、活用領域に合わせた「ESAS CallCenter Service」「ESAS HR Service」「ESAS Insurance Service」「ESAS Security Service」「ESAS Core Service」の5種類のサービスに分かれている。解析結果はグラフを交えた見やすい画面でリアルタイムに表示され、直観的に情報を閲覧することが可能だ。また、解析結果レポートの作成や、分析支援などお客様のニーズに沿ったオプションサービスも備えているそうだ。

New Retail Navi編集部

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