東急百貨店ECサイトのPOCでCVR2.5倍・顧客単価1.6倍に(SELF)

2020年7月10日7:00

SELFは、ECサイト向け新サービス、 セールスオートメーションAI「SELF LINK」を株式会社東急百貨店へ実証導入した結果、 SELF LINKの利用ユーザーは、 非利用ユーザーに比べて、コンバージョン率が約2.5倍、顧客単価が約1.6倍という導入効果が出たと発表した。

東急百貨店オンラインショップでのPOC画面(SELF)

同実証実験では、東急百貨店オンラインショップ「東急百貨店ネットショッピング」上で、2020年6月8日~2020年6月16日の9日間、「SELF LINK」が搭載されたAI接客店員が、利用者のサイト滞在情報や利用者との会話履歴などから、個々の利用者にマッチした商品提案を行った。「父の日特集」「渋谷ワインステーション」「お中元」のギフト提案を中心にオンラインショップ上での接客を展開した。

導入効果は、サイト上のAI接客店員との会話を「利用したユーザー」と「利用しなかったユーザー」とを比較した。サイト利用者のうち、非利用ユーザーに比べ、利用ユーザーのコンバージョン率が約2.5倍高くなるという結果が得られた。同結果から、「ユーザーのニーズにマッチした商品提案」をすることで、コンバージョン率がより高まるということが証明されたという。

また、顧客単価についても、非利用ユーザーに比べて、利用ユーザーが、約1.6倍高くなるという結果が得られた。今回のPOCではギフト提案が中心であり、ユーザーのニーズにマッチした商品提案をすることで、金額が少々高くなっても、「これなら喜んでくれそうだ」「送ると喜びそうだな」といった顧客心理に訴えることができたものと考えられるそうだ。また、ユーザーのニーズにマッチした商品提案を利用者に満足してもらうことで、顧客単価も自然と上がったものと推察している。

New Retail Navi編集部

New Retail Navi編集部

流通やコマース動向、テクノロジーやマーケティングの最新動向を紹介しています。

関連記事

最新情報

PAGE TOP