ロボットの遠隔操作技術を活用した店舗運営システム構築へ(Telexistence/ファミリーマート)

2020年7月1日11:45

Telexistence(TX)とファミリーマートは、遠隔操作ロボット技術を核にしたコンビニエンスストアチェーンの店舗運営プラットフォームの開発に向けて協業することに合意した。

両社は、TX製ロボットおよびAugmented Workforce Platform (拡張労働基盤、以下AWP)を活用し、工数が大きい商品検品・陳列業務を遠隔操作化・自動化することで、物理的な店舗立地に制約されない自由度の高いスタッフ採用や店舗の省人化が可能な、ロボティクスを軸にした全く新しい店舗オペレーション基盤を開発するという。なお、AWPを支えるクラウドシステムには米Microsoft社のAzureを採用する。

両社は、協業の第一段階として、今夏を目処に都内のファミリーマート店舗において、商品陳列業務などを行うロボットおよびAWPを導入する。さまざまな検証を行いながら、2022年までには、最大20店舗への導入を目指すとともに、多店舗展開が可能な取り組みについては、順次導入を拡大することも検討していく。

TXは、遠隔操作・人工知能ロボットの開発およびそれらを使用し事業を展開するロボティクス企業となる。遠隔操作ロボットとAWPという、ロボットを通じて人々が労働参加できる基盤を開発している。一方、ファミリーマートは、全国47都道府県に約1万6,600店舗を展開している。

New Retail Navi編集部

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