ブランドセーフティの強化に向けてPhybbit、Momentumと技術連携(バリューコマース)

2020年6月15日8:30

バリューコマースは、 運営するアフィリエイトプログラムに、アドフラウド(広告不正)対策やブランドセーフティにおいて、世界最高水準の認定団体であるトラストワージー・アカウンタビリティ・グループ(TAG)より技術認定を受けたPhybbitと、主要なアドプラットフォームを網羅した国内広告約3000万サイトを解析したデータベースを持つMomentumと技術連携を行ったと発表した。

近年、インターネット広告業界の中で、アドベリフィケーションに対する認知度、必要性が高まる傾向にあるなか、アドフラウド対策、ブランドセーフティの2領域を網羅したソリューションを採用したASPは、アフィリエイト業界初となるそうだ。なお、今回の技術はバリューコマース アフィリエイトプログラムを利用している広告主すべての方に適用される。

不正情報とは:連携したデータを元に解析処理を行い、 不正(アドフラウド)・ブランド棄損(ブランドセー フティ)度合いを数値化した情報(バリューコマース)

具体的には、「SpiderAF」の機械学習による分析で、自社では検出が困難な巧妙化された不正botによるクリックや、コンバージョンを早期に検知することが可能になる。これによりバリューコマースは対策が取れるため、本来払うべきでない報酬負担の削減と、広告効果の最大化を目指す広告主をサポートするそうだ。

なお、バリューコマースは以前から、新規参加メディアのコンテンツは事前に広告主目線で審査する仕組みがあるため、広告ネットワークに参加する時点で品質が保たれているという。しかし、提携後のサイトの変化や意図的にコンテンツを編集することで、広告主の意図しないサイトへ配信される状況が一部で発生している。また、ブランドイメージを棄損される懸念から提携時審査を経時的に実施する広告主も多く、定常的な広告運用コスト負担の課題がある。今回、Momentumから提供される各メディアのコンテンツを抽出・解析する仕組みを活用し、算出されたブランド棄損リスクのあるコンテンツをバリューコマースのシステムと連携し、ネットワーク参加後の審査業務の強化を行う。これにより、今まで検知できなかったブランド棄損コンテンツが早期に発見できるため、ブランドセーフティの取り組みを一層強化し、広告主の運用コストの改善を推進していくそうだ。

New Retail Navi編集部

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