2020年6月1日7:00
ジーマックスメディアソリューションは、現場に担当者がいなくても、体温測定AIサーマルカメラとIoTデバイスを連携させ遠隔から映像確認ができるクラウドサービス「Wisbrain-IoT」の発売を開始すると発表した。
5月25日に緊急事態宣言が解除されたが、今後も第2波、第3波への警戒が必要となる。現状の体温測定AIサーマルカメラの運用では、カメラの横で担当者が映像を確認し感染者対応しているため、担当者に感染リスクがつきまとう。
ジーマックスでは、体温測定AIサーマルカメラと、IoTデバイス(自動ドア、ランプ、スピーカー、センサーetc)を連携することでゲート入り口の無人化を可能にするクラウドサービス「Wisbrain-IoT」を開発した。
Wisbrain-IoTには各種センサー等のIoTデバイスが出力するデータを収集し、用途に応じて情報の蓄積、加工等を行い、他のデバイスを制御したり、制御サーバに必要な情報を配信する機能が搭載されているという
現場に担当者がいなくても体温の高い人に注意喚起が行え、通知機能により遠隔からの映像確認もできるので、担当者の感染リスク低減につながる。また、複数の拠点での運用が必要な場合でも、クラウドサービスなので、カメラの設置場所が限定されず迅速に展開できるる。
また、すべての体温測定AIサーマルカメラと連携することが可能なため、すでに導入しているサーマルカメラへもサービスの提供が可能だ。設置工事も必要ないという。
通信についてはすべて高基準の認証方式(X.509 証明書)、 暗号化方式(AES256/SHA256)によりセキュリティを担保している。また NAT 配下、プロキシ配下のデバイスとの通信も可能で、セキュリティーポリシの厳しい事業所でも利用できる。
今後 拡張機能として画像解析機能「Wisbrain-AI Person search」と連携し、サーマルカメラで習得した対象者を複数のカメラを跨いで検索できる機能を追加する予定だ。