アプリ分析ツールApp Apeが「リテンション分析」提供(フラー)

2020年4月8日15:10

フラーは、アプリ分析ツール「App Ape(アップ・エイプ)」で蓄積するモバイルデータを活用し、アプリをインストールした後の「リテンション率(継続率)」を推計する新機能「リテンション分析」を公開した。

インストール後の定着率を図る重要指標を公開(フラー)

フラーでは、App Apeで蓄積するスマホのビッグデータを解析し、さまざまなアプリのリテンション率を独自に推計する方法を開発。ユーザーからの評価をデータに反映することでより多くの人に使われる指標の創出を目指そうと、 BETA版として「リテンション分析」機能を公開したという。

「リテンション分析」は、以前から一部のデータをApp Ape Alphaで公開していたが、今回BATE版として公開されるにあたり、最大3カ月間のアプリのリテンション率をカテゴリ別や性年代別、日ごと、週ごと、月ごとなどの詳細な条件設定が可能な形で提供する。

「インストールベース」は、対象期間内に、アプリを新規インストールしたユーザーを元にしたデータとなる。インストール後、アプリ起動をしないユーザーがいるため、初日、初週、 初月の数値は100%にならない場合がある。 機種変更時のインストールや、リワードなどのリテンション悪化要因を加味した分析が可能になる。

「インストール&起動ベース」は、対象期間内に、アプリを新規インストール後、起動したユーザーを元にしたデータとなる。アプリをインストールして起動した初日、初週、初月の数値は必ず100%になる。対象期間中に、アプリをインストールして、1度も起動しなかったユーザーはデータの対象にならない。初回起動ユーザーを元に分析するため、アプリの品質を比較するのにより良いデータとなるそうだ。

分析データは、GooglePlayのカテゴリ毎にアプリを分類したリテンション率を表示可能だ。カテゴリごとの傾向や、 同じカテゴリ内のアプリの比較が見えやすくなる。また、対象期間を月間のデータに設定することで、各アプリの詳細画面で性年代別のデータをみることもでき、ユーザーごとの定着度合いがひと目でわかるとしている。

また、常に最新のデータを見ることができるため、他社のサービスが行った施策の効果を素早く把握することが可能だ。

New Retail Navi編集部

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