AI技術を用いて顧客とのLINEトーク内容を分析し、CRM構築へ(オープンハウス)

2020年3月18日15:00

オープンハウスとワークスモバイルジャパン、 ストックマーク、サンブリッジは連携して、 最先端のAI(自然言語処理)技術を用いて利用者とのLINEトーク内容を分析し、より利用者の期待に応えるために、これまでにない新しい気づきや満足感を感じてもらえるよう、 AIを活用した新たな営業提案手法の開発およびそのためのCRMシステムの構築を目的としたPoC(Proof of Concept:概念実証実験)を開始すると発表した。

実現イメージ(オープンハウス)

今回のPoCでは、 オープンハウス営業担当者と顧客のLINEトーク内容をストックマークのAIソリューション「Asales」で分析、AIが利用者への最適なアプローチトークやタイミングのレコメンドを行うことで、利用者により満足してもらえる提案の実現を目指す。 「Asales」は、AIには不可能と呼ばれた文章読解において初めて人間の精度を超えた新技術のBERTを搭載しており、スマートなセールストークを起点にファインチューニングすることで、実現を目指すという。

オープンハウスは営業活動にLINEを活用するため、 2017年2月よりLINEとつながる唯一のビジネスチャット「LINE WORKS」を導入し、すでに相当数のトークデータが蓄積されているという。今回のPoCで顧客情報を蓄積するプラットフォームとしてはセールスフォース・ドットコムが提供する「Salesforce Sales Cloud」を採用しており、LINE WORKSとのトーク内容含む成約までの多様な顧客情報を、個人が特定できない形での情報のみを集約し、総合的な分析を行う。各データを接続するためのAPI開発・検証環境の構築は、Salesforceプラチナコンサルティングパートナーであり実績も豊富なサンブリッジが行う。

オープンハウスグループでは、今回の取り組みを皮切りとして、急激に変化するコミュニケーション環境やデジタル化の波に即した最適な顧客アプローチを常に模索しながら、顧客へ新しい気づき・発見を感じてもらい、より多くの顧客に「オープンハウスで買って良かった」と感じてもらえるよう、さまざまな新しいチャレンジを行っていきたいとしている。

New Retail Navi編集部

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