2020年3月6日18:10
TISは、AI-OCRトータルサービスの「Paperoid(ペーパーロイド)」に「帳票読み取りAIサービス」が新たに加わったと発表した。
「帳票読み取りAIサービス」は、多種多様な帳票の入力業務を自動化し、手作業による入力の手間を削減することにより業務効率化を実現するサービスだという。手書き文字も含めて高精度に文字をデータ化するAI-OCRエンジン(Tegaki)を活用した帳票OCRシステムで、操作性の優れたユーザインタフェースと、高度な補正処理を実現するとしている。
「帳票読み取りAIサービス」を活用することで、注文伝票、請求書、申込書などのシステム入力や、作業報告書やアンケートなどの自動Excel転記、紙のまま保管されている点検表や作業記録をデータ化することが可能となり、大幅な業務効率化が期待できるとしている。
提供価格は、利用ライセンスでクラウド版300万円、オンプレミス版360万円が年で必要だ(最低利用期間1年、オンプレミス版でもOCR処理はクラウドAPI経由)。また、OCR従量料金が年50万円(読み取り項目40万項目まで)、100万円(読み取り項目100万項目まで)、250万円(読み取り項目250万項目まで)かかる。
「帳票読み取りAIサービス」では、今後さまざまなレイアウトの帳票を読み取ることができる「非定型帳票」対応バージョンの提供を予定している。「非定型帳票」対応バージョンでは、見積書や領収書といった典型的な帳票に加え、あらゆる非定型帳票を読み取ることが可能になるそうだ。