2020年2月26日19:35
ディーエーピーは、需要・値引き予測「Sell.NAVI」の事前予約受付を開始した。今回発売する「Sell.NAVI」は、小売・アパレル業界向けに需要予測に加えて、値引き予測・効果を提供する。
「 SellNAVI 」は、POSデータ・商品マスタ・店舗情報のデータを登録するだけで、AI/機械学習により商品の売上を予測することができるという。予測結果はグラフで可視化され、 CSV形式でのファイル出力も可能だ。
これまで小売・アパレル業界での値引き金額は、在庫消費という目的から現場の経験値を頼りにすることが多かった。しかしながら、過剰な値引きによる損失や値引き不足による機会損失が見えず、現場責任者やエリア担当者の頭を悩ませていたという。Sell.NAVIの需要予測モデルは、商品属性に対する値引き率を可視化する。これにより、売上利益率の改善、および在庫回転率の向上が見込めるとしている。
売上予測モデルは、大きく3つの柱(値引き、売上傾向、売上予測)から成り立っている。POSデータおよび商品マスタと、天気・気温情報、競合の状況や周辺地域のイベントなどの情報から、値引き・値上げを算出する。また、過去の季節要因と平日や休日から商品ごとに売上傾向を学習する。これらの値引き・値上げ額と過去の売上傾向を元に、未来の天気や気温、競合状況や地域のイベント情報を用いて売上を予測するとしている。
さらに、システム構築することなく、Webアプリケーション上でメールアドレスとパスワードを入力して使用できる。また、操作簡易性に加えて低コストでの運用が可能だとしている。