商業施設内店舗でRFIDを活用した店舗の商品情報読み取り実証実験(三井不動産/ビームス/DNP)

2020年2月14日10:12

三井不動産は、ビームス、大日本印刷(DNP)と共同で、商業施設内における商品情報の自動データ化を目的として、2020年2月13日~4月24日までの期間、RFID(Radio Frequency Identification)を活用した商品情報の読み取りについての実証実験を行うことを決定したと発表した。

使われているRFIDタグ
店舗内にあるアンテナによりRFIDタグを読み取り

ビームスでは、運営する「B:MING LIFE STORE by BEAMS」において、2017年3月に全店舗へのRFID導入を完了している。また、DNPでも、「RFIDを活用したサプライチェーンにおける情報共有の実証実験」へ参画する等の取り組みを行っている。

今回の実験では、三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY、ららぽーと立川立飛に出店している「B:MING by BEAMS」店舗内に複数のRFID読み取りアンテナを配置し、商品に取り付けられたRFIDタグ情報の自動読み取りを行う。同技術を用いて店舗内の商品在庫情報を自動的にデータ化することができるようになる。

これまでの商業施設では、顧客が各ショップにどのような商品が置いてあるかを事前に把握することは難しかったという。また、欲しい商品があったとしても、その商品がどのショップにあるのかを把握することができなかったそうだ。今回RFIDを活用することで、これらの問題は解決され、顧客は事前に買いたいものがショップにあるかを調べ、またその商品がどこのショップで取り扱っているかも把握することでより利便性の高いショッピングを体験できるとした。

New Retail Navi編集部

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