問い合わせ対応などの「音声」による業務をAIが代行(NTTドコモ/NTTデータ)

2020年1月10日7:00

NTTドコモとNTTデータは、AIを活用した電話業務を自動化するソリューションの提供を目指し、「AIを活用した電話応対業務の自動化に関する連携協定」を2020年1月7日に締結した。

ソリューションの利用イメージ(NTTドコモ/NTTデータ)

2020年初旬より実業務における同ソリューションの有用性を検証する実証実験を行い、2020年4月以降に企業や自治体へサービス提供開始を予定している。

同協定では、ドコモが提供する対話型AIサービス「ドコモAIエージェントAPI」と、アマゾン ウェブ サービス(AWS)が提供するクラウド上にコールセンターを構築できるサービス「Amazon Connect」を組み合わせて開発した「AIによる電話応対技術」を、NTTデータが約3,000社への「WinActor」および「WinDirector」提供実績から導きだした自動化ニーズのあるユースケースに適用する。さらにNTTデータが提供するRPAツール「WinActor」と連結させることで、パソコン操作を含めた電話業務を一貫してAIが代行するソリューションの提供を目指す。

これにより、従来オペレーターが電話応対しながらパソコン操作をする、もしくはオペレーターが受け取った依頼を別の担当者に渡してパソコン処理をしているといった業務プロセスを一元的に自動化し、生産性を飛躍的に向上させることが可能となる。

ドコモとNTTデータは、これらの技術やノウハウに基づき、さまざまなソリューションやパートナーと連携することで、「音声」を活用したビジネスのデジタル化や、「音声」を利用したオフィス業務の効率化による生産性の向上を実現し、電話業務をデジタル技術で自動化するという、新しい業務プロセス自動化のマーケットを開拓することにより、社会へ貢献していきたいとしている。

New Retail Navi編集部

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