3Dスキャンによる自動採寸とバーチャル試着のVRCに出資(東芝テック)

2019年12月19日13:45

東芝テックは、このほど3Dデジタル技術および高品質な画像解析アルゴリズムを開発するVRCに対して、新株予約権の引き受けによる出資を行った。

アパレル業界ではネット通販の普及により、実店舗と通販を組み合わせた戦略が求められている。しかし通販においては、消費者側では購入時に実際に試着した時のイメージがわからない、購入後にサイズが合わなかった、など購入を躊躇するケースが多いといった課題があるという。一方事業者側ではアパレル通販サイトに商品情報(商品イメージや、サイズなど)を掲載するための業務に手間と時間がかかっていた。

このような課題に対して、VRCが保有する3Dデジタル技術および画像解析アルゴリズムと、東芝テックが持つ知見や顧客基盤を組み合わせることで、3Dスキャンを活用した商品データの取得や実店舗で消費者の採寸データを効率的に取得できるとしている。

消費者の採寸データと商品の3Dデータを組み合わせることでバーチャル試着の実現により、アパレル通販の採寸業務の効率化や返品コストの削減を目指す。

今回の協業・出資は、2018年から実施している「東芝テックアクセラレータープログラム」によって実現した。

New Retail Navi編集部

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