中国版ZOZOTOWNを開始、中国での販売に必要なすべての作業をサポート(ZOZO)

2019年12月12日8:20

ファッション通販サイト 「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは、2019年12月10日、中国版ZOZOTOWN「ZOZO」のサービス提供を開始した。現在ZOZOTOWNに出店中のショップから、ADAM ET ROPE’、CIAOPANIC、L.H.Pなどの全177ショップが出店を開始し、今後も追加予定だという。

中国版ZOZOTOWN「ZOZO」(ZOZO)

中国国内に現地法人「上海走走信息科技公司(Shanghai ZOZO Co., Ltd.)」を置き、メディア編集や翻訳等の業務をはじめ、日本国内から中国への配送や通関などの一連のフルフィルメント業務、カスタマーサポート業務などの中国での販売に必要なすべての作業をサポートする。これにより、出店ショップは追加のコストなしに、中国へのスピーディーな販路拡大が可能となるそうだ。

具体的には、ZOZOグループが運営するファッションコーディネートアプリ「WEAR」の機能を活かし、WEAR上に蓄積されたユーザーによる等身大のコーディネート投稿や、トレンドショップニュース、着こなしのコツなどのファッション情報を発信し、日本のファッション文化やファッションの楽しみ方を紹介しながら、商品の購入につなげるという。

また、中国国内の既存のECプラットフォームへの展開ではなく、同社が運営する「ZOZOTOWN」として展開することで、UI/UXの自由度を保ちながら、参加ショップ・ブランドの世界観を発信する。

さらに、出店ショップは、日本でのZOZOTOWN出店時と同率の販売代行手数料のままに販売市場を拡大することができるほか、商品在庫は日本国内の物流センター「ZOZOBASE」で管理し、中国から注文が入った商品はZOZOBASEから発送する。

加えて、越境ECに関する一連の法律や政策などに定められた条件を同社がクリアすることで、出店ショップの負担となる参入障壁を解消するとしている。中国での主要決済手段の導入や、API等のシステム開発、商標登録支援などにより、中国での販売をサポートする。

New Retail Navi編集部

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