クロスロケーションズ社とデータ利活用領域で資本業務提携(TIS)

2019年12月6日17:40

TISは、独自のAI分析エンジンによる位置情報データ活用プラットフォームを提供するクロスロケーションズとデータ利活用領域のビジネス拡大に向けて資本業務提携したと発表した。

両社は、クロスロケーションズの位置情報による行動データとTISのデータマネジメントプラットフォームサービスであるTIS Marketing Canvasの「データ統合・利活用プラットフォームサービス」を組合せ、マーケティング施策の高度化を推進する新サービスを提供するという。

顧客データ付加価値向上サービスイメージ(TIS)

新サービスでは、個人を特定せずに企業が保有するデータ分析だけでは分かり得ない顧客特性の類推が可能となり、より効果的なプロモーション・レコメンデーションを実現するそうだ。

両社では、 ECサイトと実店舗を運営する企業やオムニチャネルマーケティングや顧客エンゲージメントの高度化を指向している企業などをターゲットに共同でサービスを提供していく予定だ。

なお、クロスロケーションズは、位置情報データを保有し、これらのデータを位置情報データ活用プラットフォーム「 Location AI Platform」による独自のAI技術で分析・解析を行い、行動パターンデータとして蓄積している。これにより、特定地点を基点に人々の行動パターンの分析が可能となり、実世界における人々の行動傾向の検証や行動予測を行うことができるという。一方、TISでは、これまで大規模ECサイトの構築、顧客データ統合、マーケティング・オートメーションの導入やマーケティング施策実行支援など、デジタルマーケティングをシステムの構築から運用まで支援してきた。しかし、各企業が単独で保有するデータだけではより深い顧客理解に繋がらないという課題があった。

そこで、 クロスロケーションズ社の持つオフライン領域での人の行動パターンデータを付加することで、 より深い顧客分析が可能になると考え今回の資本業務提携に至ったそうだ。

New Retail Navi編集部

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