2020年8月3日17:50
ピースリー(P3)は、2020年8月3日より全国の美容サロンにおいてメディアPlatformの提供を開始した。2021年3月までに全国約3,000店舗の美容サロンに1万8,000台を設置し、月間リーチは約180万人を予定している。
現在、交通広告を中心としたデジタル屋外広告(Digital Out Of Home)市場は、店舗や施設の属性に応じたインストアメディアの増加等により拡大している。P3は同社独自のクラウドネットワーク構築とP3ターミナルにより、さまざまな人が集まる場所にメディアPlatformを創出するという。同メディアPlatformは、デジタルガレージ(DG)およびダリアとの業務提携により実現した。
P3は、美容サロンの環境に最適化したオリジナルのデジタルサイネージ端末を開発、同社独自の番組配信クラウドネットワークを提供し、DGは、美容サロンを訪れる人を対象に動画コンテンツと広告を配信するデジタルサイネージメディア「サキザキテルコ」を提供する。ダリアは、美容総合卸売商社大手であるダリアの美容サロンにおけるネットワーク網を駆使し全国の美容サロンに設置するという。
同メディアPlatformにおいては、広告クライアントからの広告収入を3社でレベニューシェアを行う。設置台数及びリーチ数の増加に比例して、同メディアPlatformの広告価値が高まるため、今後の売上・利益の増加が見込まれるとしている。
なお、デジタルサイネージ端末にはモニタリングシステム「eve」が搭載されており、着座確認による有効再生数を計測している。「eve」は動画の再生中、着座する視聴者の状況を把握し、目前に人が着座している場合のみを有効再生と判定し、コンテンツや広告ごとの視聴状況を定量的にレポートするそうだ。