AIで出退店戦略を支援する「Shop Studio」を提供(Agoop)

2020年2月18日10:03

ソフトバンクの子会社で、位置情報を活用したビッグデータ事業を行うAgoop(アグープ)は、小売業やサービス業など多店舗展開する事業者向けに、新規出店や閉店などの出退店戦略を支援するダッシュボードサービス「Shop Studio(ショップスタジオ)」の提供を、2020年2月13日から開始すると発表した。

「Shop Studio」の利用イメージ(agoop)

「Shop Studio」は、Agoopが保有する“その場所に、何時間、どれくらいの人がいたのか”という流動人口データと、お客の売上データを掛け合わせて高精度なオリジナルのAI(人工知能)を構築し、新規出店や閉店など出退店戦略を支援するもの。ウェブブラウザーをクリックするだけで、お客の意思決定をサポートするダッシュボードサービスであるという。

「Shop Studio」の導入に当たって、まずお客のデータをAIに学習させ、オリジナルのAIを構築して、予測モデルの妥当性の確認・検証を行う1カ月間のPoC(Proof of Concept、概念検証)を実施する。お客の過去の実績から精度評価を行い、「Shop Studio」の妥当性を確認後に、正式に導入してもらう。

「Shop Studio」は、「新規出店ソリューション」「店舗配置ソリューション」の2つの機能を提供する。

新規出店ソリューションは、お客の売上データを基に機械学習モデルを構築。構築したモデルの予測結果をウェブブラウザー上で可視化することで、新規出店に最適な場所を見つけることができるという。店舗配置ソリューションは、お客の店舗データを基に独自の統計モデルを作成し、店舗同士の相互関係を地図上でシミュレーションすることが可能だ。店舗をなくした場合の影響を可視化できるので、最適な店舗配置の支援が可能になる

「Shop Studio」の利用料金は、PoCのお客のデータを活用したAIの構築および精度評価レポートが30万円~(1カ月)、導入が月額30万円~(初期導入費別途)となる。

New Retail Navi編集部

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