複合商業施設で遠隔運転で動く車両のサイネージに店舗の動画広告を5Gで配信(サッポロ不動産開発/NTT Com/NTTドコモ)

2020年1月21日19:53

サッポロ不動産開発、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)、NTTドコモは、サッポロ不動産開発が所有する北海道札幌市のサッポロファクトリーにおいて、第5世代移動通信方式(5G)を活用して、ソニーが開発したニューコンセプトカートSC-1を使った実証実験を2020年1月22日~1月23日に実施する。同実証実験では、遠隔運転で動くSC-1に、店舗の動画広告を配信する。5Gプレサービスエリア内において営業時間内の複合商業施設で、ドコモオープンイノベーションクラウドを用いたSC-1の遠隔運転のほか、デジタルサイネージでの店舗広告の配信を行う5G実証実験は、全国初の取り組みとなる。

<SC-1への動画広告配信イメージ(NTTドコモ)

併せて、NTT Com の人流解析ソリューションによって広告効果の測定を行う。同実証実験を通じて、複合商業施設への5G展開とその活用法の創出を目指す。

なお、同実証実験当日は、会場であるサッポロファクトリーに5Gの可搬型移動基地局を設置し、5Gのプレサービスエリア化を行う。

今後3社は、本実証実験で得られた成果を生かし、サッポロファクトリーをはじめとした全国の複合商業施設、およびテーマパークなどにおける次世代の広告配信サービスの創出を検討し、新規ビジネスモデルの可能性を探るという。また、各施設への送客や顧客に適切な案内などを行うとともに、デジタルサイネージ配信とAIなどを組み合わせることにより、効果的な広告配信展開も検討する。

New Retail Navi編集部

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