2020年1月9日7:00
実店舗の販売スタッフのオムニチャネル化を推進するアプリケーションサービス「STAFF START(スタッフスタート)」を提供するバニッシュ・スタンダードは、2019年12月9日よりマッシュホールディングスの展開するアパレルブランド「SNIDEL(スナイデル)」にSTAFF STARTを導入した。2020年春以降、 順次マッシュグループの8つの主要ブランドにも導入予定だ。
STAFF STARTは販売スタッフがコーディネート投稿を始めとするデジタル接客を可能とし、投稿したコンテンツを経由する個人売上を算出して販売スタッフや店舗の新たな評価を可能にする次世代オムニチャネルツールであるという。
最も人気の機能は、 販売スタッフが撮影したコーディネート画像に商品情報を紐づけ、ブランドの自社通販サイトやスタッフ自身のSNSに投稿することのできるコーディネート投稿機能となる。 顧客は店頭に足を運ぶことなくコーディネート提案や商品の着用感や着心地の説明を受けることができ、販売スタッフは自身の勤務する店舗に関係なく、全国の顧客に対しコーディネート投稿を通じてオンライン上で接客を行うことができる。
また、STAFF STARTのコンテンツを経由し販売に至った場合は、投稿したスタッフの実績としてカウントされ、店頭での販売実績と合わせ、EC上の売上についても個人、店舗を評価することができる。それによりスタッフと店舗のモチベーションアップと、企業とスタッフ、店舗とECの関係性強化の実現を目指す。
STAFF START経由の年間流通総額は300億円近くにのぼり、700以上のブランドへの導入実績を達成している。
今回、マッシュホールディングスが展開するSNIDELへSTAFF STARTを導入した。マッシュホールディングスはSNIDELをはじめ、gelato pique(ジェラート ピケ)、FRAY I.D(フレイ アイディー)などのファッションブランドに加え、ナチュラル・オーガニックコスメブランドやセレクトショップを展開している。
今回、SNIDELに在籍する約60名の販売スタッフがSTAFF STARTでのコーディネート投稿を開始する。販売スタッフの商品提案力をオフィシャルオンラインストア上でも活かしていくことで、オフィシャルオンラインストアの販売力の強化につながると見込んでいるそうだ。また、昨今はオンラインストアやSNSの浸透により人気のスタッフは”会えるインフルエンサ―”として、店舗への来店促進の効果も確認されており、今回の取り組みでもオンラインで活躍するスタッフがオンライン上のみならず、リアルの店舗でも大きく貢献することが期待されるそうだ。
さらに2020年春以降は、マッシュホールディングスの展開する8つのファッションブランドでのSTAFF STARTの導入も予定している。