位置情報の解析結果を元にオフラインDM配達(クロスロケーションズ)

2019年12月10日7:00

位置情報データ活用クラウド型プラットフォーム「Location AI Platform (ロケーションエーアイプラットフォーム(LAP) 」を開発・提供するクロスロケーションズは、2019年 12月 6日より、LAPで提供するロケーションデータの解析情報に基づき効果的なDM(ダイレクトメール)配信を実施できる新サービス「オフラインDM」の提供を開始した。

Location AI Platformでの分析とオフラインDM(宛名のないDM-ヤマトダイアログ&メディアが提供するダイレクトメールサービス)配達(クロスロケーションズ)

クロスロケーションズは、 AIが位置情報ビッグデータから消費者行動の分析・視覚化を行った上でエリアマーケティングの実施と効果測定が行える「Location AI Platform」を提供し、 企業などのマーケティング支援を行っている。LAPでは追加・蓄積した1,000億の位置情報データの解析を行うことで、店舗周りの実勢商圏や特に来店可能性の高いエリアを分析・抽出することができるという。

同サービスでは、これまで国勢調査など過去の情報などの統計データに基づいて設計していたオフラインダイレクトメールなどの施策に、リアルタイム性の高い位置情報ビッグデータのAI解析に基づく配達設計ロジックを加味、ハイブリッドな配達設計が可能になるそうだ。また、配達の効果測定として、クーポンの回収などの情報とあわせ、クロスロケーションズが保有する独自技術 「Visit Analysis(ビジット アナリシス)」を活用し、自社店舗など指定した場所への来訪有無や通行量の計測が行えるそうだ。

同サービスにより、利用企業はオンライン広告でしか構築できなかった客観的なデータに基づくPDCAサイクルを、オフライン広告でも構築することができるようになる。また、 オフラインDMの配達エリアにオンライン広告でもアプローチし、ダイレクトメールのリマインドをうながして相乗効果をねらうなど、 オフラインDMの情報量とオンライン広告の即時性やリーチ力を生かして連携をさせる新しい販売促進施策も実現可能となるそうだ。

なお、実際のオフラインDMの制作と配達については、ダイレクトマーケティングの手法を用い、新規顧客の獲得や顧客育成といった、企業のマーケティング課題を克服するためのソリューションを提供しているクロネコヤマトのグループ会社であるのヤマトダイアログ&メディアと連携してサービスを提供している。

New Retail Navi編集部

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