2019年12月2日22:11
中国では、テーブルのQRコードをスマートフォンで読み取って、店舗メニューの注文を行う仕組みが定着している。また、日本でも同様のモデルを取り入れるケースも徐々に増えてきた。
ペイメントカードの国際ブランドであるMastercardでは、2019年11月6~8日までイタリア・ミラノの「MICO MILANO CONGRESSI」で開催された「Il Salone dei Payamenti~payvolution~」において、テーブルオーダーの新たな形として、ソニーのプロジェクターの投影された映像から、直感的に料理の注文、支払いを行うことができる仕組みのデモを行った。
消費者は、タッチスクリーン式のテーブルで、映像をみながらオーダーが可能だ。また、会計時には、テーブルに金額が表示され、クレジットカード等のペイメントカードを置いたり、テーブルのQRコードを読み取って支払いができる。
テーブルを活用した注文、決済により、店舗スタッフの手間を軽減させるなど、省力化につなげることが可能だという。
すでに興味を示しているレストランもあるが、具体的な商用化に落とし込むのはこれからの段階だ。また、消費者によってはテーブルの映像を見ながら食事をするのは好まない人もいるため、サービス提供時にはその点を考慮する必要があるとした。