AWLとAIカメラを活用した自動販促プラットフォームを開発(凸版印刷)

2019年12月2日7:00

凸版印刷は、AIカメラを活用したサービスを提供するAWLをパートナーとし、AIカメラ技術の活用と、凸版印刷のCRM技術およびデジタルサイネージなどの店頭表現デバイスを組み合わせ、店舗における来店客の行動や特性にあわせて広告を自動最適化するAIカメラを活用した自動販促プラットフォームを開発したと発表した。現在、 凸版印刷内の売店にて、実証実験を実施している。

AIカメラを活用した自動販促プラットフォームの概要(凸版印刷)

同プラットフォームは、 AIカメラ技術を活用し性別や年齢などの属性情報でユーザー識別を行い、来店者が店舗内においてどの売り場に立ち寄ったかなどの回遊状況から分かる行動特性に合わせて、最適な商品広告をデジタルデバイスへリアルタイムに配信することが可能だという。購買検討中の来店者に向けて属性情報と行動特性に基づき最適なコンテンツを訴求することで、購買における態度変容に大きな影響を与えることができるとしている。

今後はさらなる技術開発を進め、最適な商品訴求により来店者の態度変容を起こせたかどうかの検証も自動で行う機能を実装予定だ。また、これまで難しいとされてきた店頭販促におけるリアルタイムでの容易な効果検証を実現し、店舗スタッフのオペレーション負荷を減らしながら、来店者への販売促進を提供するためのサービスとして提供するという。

凸版印刷は、同プラットフォームの開発により、リアル店舗においてのデジタルマーケティングを実施することで、省人化された店舗での販促支援を推進していく。

凸版印刷は、AIを活用した自動販促プラットフォームを利用した店頭販促において、来店者への効果や受容性評価の調査を進め実用化を推進し、同プラットフォームを活用した新規サービスの第一弾を2020年1月から提供開始予定だ。

New Retail Navi編集部

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