2019年10月30日8:00
Gunosyとサニーサイドアップ(SSU)は、デジタルとリアル領域を横断する包括的なコミュニケーションサービスの提供を目的とした新会社「株式会社Grill(グリル)」を設立した。
Grillが手掛けるリサーチ事業では、 主にGunosyが提供するメディアサービス上のアンケートツールを活用し、各アプリのユーザーを対象にしたアンケート調査を行う。一般的な世論調査をはじめ、企業・ブランドのマーケティング調査や広告の効果測定調査など、さまざまな目的や規模に応じた調査が可能だ。
累計3,000万ダウンロードを超える情報キュレーションメディア「グノシー」を軸としたアンケート調査となるため、日本全国の幅広い世代の意見を短時間で収集するという。
また、 調査対象が情報アプリのユーザーであるという特性上、通常のインターネット調査ではアンケート回答への興味度が低い若年層や、50代以上向けの調査も可能だ。社会トレンドに興味がある情報感度の高いユーザーへのコンタクトが可能なため、新製品開発時の市場調査など、“トレンドを探る”際のリサーチにも強い効果を発揮するとしている。
アンケート調査後は、 得られたデータから「生活者の社会課題」や「調査対象物への潜在ニーズ」といった要素を抽出・分析する 「Grill」のPRノウハウとネットワークを用いて、 “トレンド”や消費傾向を予測し、調査レポートやプレスリリースといった形で世の中に広く情報発信するそうだ。
今後は、Gunosyが提供する情報アプリ内で培ってきたアルゴリズムを元に、ユーザーの興味関心やさまざまな属性へのターゲティングも可能にしていく。また、リサーチで蓄積したデータなどをもとに、話題の動画などを生み出す「コンテンツ制作事業」も順次展開していく予定だ。
さらに、GunosyのメディアサービスやGrillの企画・制作力を活かし、インフルエンサー事務所などと連携を開始する予定だ。