ヨドバシカメラが「BAMs Series」を採用(ブリスコラ)

2021年9月1日22:17

ブリスコラは、ヨドバシカメラが2040年まで通用するアーキテクチャ実現を目指して構築しているAPIプラットフォームに、ブリスコラのAPIプラットフォーム標準化・要件策定コンサルティングサービスおよびフルライフサイクルAPI管理製品群である「BAMs Series」を採用したと発表した。

ヨドバシカメラは、通販サイト「ヨドバシ・ドット・コム」と実店舗のシームレスな連携を重要視し、会員やすべての利用者に柔軟かつ安全なサービスの利用を推進している。また、取引先となるパートナー企業ともいち早くデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、在庫や受発注管理、配送、マーケティングといったビジネスプロセス全体のシームレスな双方向での連携を容易に実現できる仕組みを提供していく考えだ。リアルタイムでのデータ共有を可能とした業務の自動化・効率化を図ることで、パートナー企業とのエコシステムの高度化と新たなビジネスモデルの構築を目指している。

特に、近年成長が著しく今後もより売上の拡大を見込んでいる通販サイトの運営においては、バーチャルな世界と実店舗や物流といったリアルな世界を、個人認証も含めて柔軟かつ安全につなげるために、APIをベースとした安心安全な分散コンピューティングと人間中心設計に則した使いやすいユーザインタフェースのアプリケーション開発が必要と考えている。また、パートナー企業との双方向のデータ連携にあたっても、ゼロトラストを実現するセキュアなかつ柔軟なシステム構築が必要とされていり。そのために、ビジネスボリュームの拡大とともに、大量トランザクションの高速処理を実現するアーキテクチャ設計と、高度な認証/認可をもとに各社との標準化されたAPIによる連携が不可欠であると考えているそうだ。

今後のさらなるビジネス拡大を視野に顧客利便性向上やパートナー企業とのビジネスの可視化・効率化、さらに2040年まで通用するシステム構築の実現には、信頼性の高い先進的なテクノロジーに基づくAPIの連携による次世代APIプラットフォームの構築が必要であるという認識に至った。「BAMs Series」は、これらのヨドバシカメラの次世代APIプラットフォームの要件に則したソリューションであると高く評価され、このほど採用された。

具体的には、①APIをベースとした分散コンピューティング環境をスケーラブルで柔軟性を持って安全に構築することが可能であること、②フルライフサイクルAPI管理に必要な5つの機能「APIゲートウェイ」「認証認可」「開発者ポータル」「APIデザイン」「運用監視」を備えていること、③OpenAPI仕様やOpenID Connectなどグローバル標準に準拠して構築されていること、④クラウドネイティブの考えに基づきオープンソースソフトウェア(OSS)をベースに構築されていること、が評価されたそうだ。

New Retail Navi編集部

New Retail Navi編集部

流通やコマース動向、テクノロジーやマーケティングの最新動向を紹介しています。

関連記事

最新情報

PAGE TOP